2014年7月27日日曜日

【速報】Oculus DK2 0.4.0のドライバのインストール試行は大変・・・

この記事を読まれる方はOculus DK2の出荷を長い間心待ちにしていた人ではないか、とおもう(一方的な予想だが、、、)。



ところが7月末時点で Twitter でみていると、新しくリリースされた SDK 0.4.0 は地雷が多く、早く開発に移行したくともインストールからデバイスの認識までなかなか手強い様子・・・大丈夫かなぁ、、、

そんな中で reddit で体験記をアップしてくれた救世主が登場!!!さっそく翻訳をしてみた:

【原文】
http://www.reddit.com/r/oculus/comments/2bt4er/after_5_hours_of_trying_finally_got_my_dk2_fully/

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ごく普通のPCスキルを持った人間として、今回DK2を動かすまでどこにも情報がなくて苦労したので、みんなが同じところでつまづかないように体験をまとめてみたよ!

最初に梱包を空けて、PCに接続したうえでランタイムのSDKをダウンロードし、インストールすることにしてみた。

これが大失敗だった!!


後になって、これが大失敗だったことに気が付いた。設定用のコンフィグユーティリティがを動作させたのだが、徐々に動作が遅くなる。オプションを選択するたびに20秒ぐらい待たされる。加えて、"Oculus VR service not available" (Oculus VR サービスは利用出来ません) というメッセージが頻繁に表示される。そのうえでDK2が全く認識されない。

そこでよくある手段として、DK2を取り外したうえで再度PCに接続し、再起動してみるが、上手く行かない。ランタイムをアンインストールしたうえで再インストールを試みる。ここで初めて遭遇したことのないエラーに出くわすことになった。インストールの途中で "Unspecified location, can't find directory" (指定されたロケーションについてディレクトリが見つけられません。) というエラーが出てきて、booleanらしき文字列が出まくってインストールが途中で終了してしまう。仕方ないので別のディレクトリにインストールしてみるが、毎回同じエラーが出てしまう。

この時点でシステムのリストアを試みた(すでにピンチだった。皆さんは何か試す前にあらかじめバックアップとっておいてね)。結果は何かも変わらず、同じことの繰り返しだった。

最終的には、システム全体をリストアして全てのUSBケーブルをDK2とカメラから取り外して、ランタイムをインストールして、全て繋ぐことにしてみた。上手く行ったようだ・・・、しかし完全ではなかった。ヘッドセットの認識には成功したが、カメラは認識出来なかった。さらにヘッドセットのファームウェアは更新できたがタスクマネージャー上で動作していた OVRService_X64.exe  は終了させておく必要があった。注意すべきなのは素早くクリック操作しないと5秒後には自動起動してしまうことだ。終了しておかないと "No device detected, be sure it's plugged in" (デバイスは認識されていません、正しく接続されているか確認して下さい。) と表示されてしまう。不思議なことだけども、 .exe を終了させることでコンフィグツールが DK2 の読込が出来るようになっていた。

ようやくヘッドセットが動作するようになったが、ポジショントラッキングはダメだった。そこでアンインストールをして、再度システムリストアをして、全て取り外して、再インストールをして再接続をした。こういしても、まだダメだった。この時でUSBポートの不良を疑ってカメラを別のポートにスイッチしたが、これも効果なし。さらにマザーボードに接続されているUSBデバイスが多すぎることが原因かと考えて、ケースに横付けされているポートを試してみた。

どうやら、これが正解だった。USBの電力不足だったのかもしれない Windows 上で認識がなされて、ドライバーがインストールされ、コンフィグユーティリティがようやくカメラを認識した。(それまではずっと "Waiting for Camera" (カメラの接続を待っています) と表示されていた)

感想

DK1 は長期間利用していたため、すぐ気が付いたことは解像度の改善と低残像にすぐに気が付いた。間違いなく DK1 より大幅に改善されている。以前はポジショントラッキングのことは気にしたことがなかったが、今となっては何故気にしなかったのか不思議なくらいだ。前後に動いてみて手前に描画される物体の立体視が確認できるようになることは明白にDK2の長所になっている。

残念ながらスクリーンドア効果が依然として残っている。DK1よりは改善されているが、やはり気になる。もうひとつ奇妙なのは chromatic aberration だ。僅かにオブジェクトのエッジに黄色か赤色のグローがみられる。デモモードで机の上のオブジェクトを見つめるときにハッキリと出てしまう。特定の物に黄色か赤色のハローが明確に表示されるようだ。レンズのスライダーを調整して消すことも試みたが、まだ残ってしまう。眼からの距離を少しだけ離してみると状況は僅かに改善される。

最後に気付いた問題は右目の左側に垂直に現れる judder だ。周囲を見回すように頭を動かすと右目だけ周辺視野に judder が現れる。右目を閉じると、左目では現れないことに気が付いた。(追記:/u/dracodynasty さんの指摘で強制的に VSync を有効化できることが分かった。NVIDIA コントロールパネルで 3D Setting を変更することが出来ました。全体的には綱渡りのようなセットアップという感じ。まだ PC の電源を切ったり、再起動するとどうなるか自信がないけど、まだ実験段階にある製品だということは確実です、まあ皆さんそれは理解しているとおもいますが)。もし8月か9月に出荷予定でない方は、きっと初期段階で発見されたエラーに悩まされることなく、改善がなされている製品になっているとはおもう(心から願うばかり)。

誰かの役に立つといいね!
テスト環境: Windows 7 64 ビット、CPU i5プロセッサー、メモリ 8GB、GTX 770

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Unity3D公式マニュアル翻訳やってる人がスマホ(iPhone, Android)のゲーム開発しています。気軽に面白く初心者が遊べる内容がモットー。Blogでは開発情報をひたすら、Twitterではゲーム作成の過程で参考にしている情報を中心につぶやきます

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